●5月の新譜チェック

●BACK IN ACTION/KEEL
1.BACK IN ACTION 2.REASON TO ROCK 3.UNITED NATIONS 4.FRIDAY EVERY NIGHT 5.REACH OUT AND ROCK SOMEBODY 6.HOLD YOUR HEAD UP 7.PROUD TO BE LOUD 8.ANSWERS IN YOUR EYES 9.LAY DOWN THE LAW '84 10.SPEED DEMON '84

遂に再結成したKEELの新作。ジャケットに写るRON KEELやBRYAN JAYの太った姿に、一瞬腰が引けてしまったが、いやはやここで聴けるサウンドは、何も変わっていない昔のままのLAメタル。しかも曲の出来もなかなか良いときては、一発で気に入ってしまった。もちろん、ちょっとハズし気味にシャウトする、あのボーカルも健在だ。ムーブメントの終わりとともに、こういったサウンドまで消えてしまい寂しい思いをしていた人には、ぜひオススメしたい。最後に添えられた初期の曲も、懐かしくて涙が出そうだ。ぜひ、再び日本にも来て欲しいものである。皆が期待するKEELの姿がここにある。こういうサウンドを待っていた。涙・・。


●WHO THE HELL AM I/STEVIE RACHELLE
1.PATH OF CHOICES 2.HARBOR VALLEY 3.ROCK ME GENTLY 4.SO MANY SEASONS 5.LITTLE BLACK LIGHT 6.WHAT EVER HAPPENED TO FRIENDS 7.JUST BEING ME 8.WHO THE HELL AM I 9.CAN'T TAKE IT ANYMORE 10.BROKEN MAN

惜しくも解散してしまったTUFFのVoだった、STEVIE RACHELLEの復活ソロアルバム。ここで聴かれるサウンドは、TUFF時代の元気溢れるサウンドとは違い、すべてがアコースティックなサウンドだが、ロックスピリットは少しも失っておらず、カッコ良く粒ぞろいの楽曲がいっぱい。TUFFはLAでも有数のとても良いバンドだったが、その人気はLAにとどまってしまい、残念な思いをしたものである。その思いも込めて、STEVIEにはぜひ頑張ってほしいところ。TUFFが好きだった人はもちろん、幅広く受け入れられそうな良質のアコースティックロックが満載の良作。CHIP & DONNIEやENUFF Z'NUFFあたりが好きだった人も、ぜひ聴いてみてくださいね。


●CHAOS - PILGRIMAGE/VIGILANTE
1.831 2.CHAOS - PILGRIMAGE 3.ANTISOCIAL MANICS 4.HOLY PROSE 5.LIARS 6.RAISE THE TITANIC 7.FATAL SUPERSTITION 8.A NIGHTPRAYER 9.IMPRISONED 10.THE REVIVING WORLD 11.RELAPSE OF YOUR PRIVACY

日本のVIGILANTEの1stアルバム。サウンド的には、DREAM THEATERあたりをイメージしてもらえば良いだろうか。実力派Voを擁し、その練られた構築美は一聴の価値あり。音質も良く、インディーズ作品の中では、かなりのハイレベルな作品と言えるだろう。アルバム全体を支配する緊張感、演奏力、ハイトーンボーカル、どれを取っても海外のバンドに劣っていない、素晴しい作品である。ライブを観たことはないのだがとても楽しみだし、今後の活動には大いに期待したいところ。普段、日本のバンドを聴かない人にも、ぜひオススメしたい作品。


●SENSITIVE PICTURES/BLINDMAN
1.WHEN THE FOOL MOON RISES 2.RAISE YOUR FAITH 3.BROKEN DREAMS 4.STANDIN' ON THE EDGE 5.WHY DID YOU COME BACK ? 6.HEADS OR TAILS 7.THE BREAK OF LIGHT 8.CAZE INTO YOUR EYES 9.THE MAN IN THE MIRROR 10.MY TIME GOES BY

日本のBLINDMANの1stアルバム。オーソドックスで正統的なハードロックをプレイしている。最も印象的なのは、デイヴッド・カヴァデール風のVo。かなりブルージーな雰囲気だ。楽曲の出来もなかなか良く、Keyの存在がサウンドに重厚感を与えている点も評価できる。メロディアスなギター、楽曲のバランスも良く、3で用いられているフルートも効果的。洋楽ファンにもオススメできる良作に仕上がっている。上で紹介したVIGILANTEも合わせて、日本のHM/HRシーンも良いバンドが増えつつある。BLINDMANの今後の活動に期待するとともに、日本のHM/HRシーン活性化にも一躍買って欲しい。