●3月の新譜チェック
●VIRTUAL 11/IRON MAIDEN
1.FUTUREAL 2.THE ANGEL AND THE GAMBLER 3.LIGHTNING STRIKES TWICE 4.THE CLANSMAN 5.WHEN TWO WORLDS COLLIDE 6.THE EDUCATED FOOL 7.DON'T LOOK TO THE EYES OF A STRANGER 8.COMO ESTAIS AMIGOS
IRON MAIDENの新作は、Bベイリー加入後では2作目となる。Bディッキンソンという、うまいVoが長きに渡って在籍していたこともあって、その幻影を拭い去ることができるか否か。そこが最大のポイントであろう。ちなみに曲の完成度は前作以上を誇っている。しかし、Voの違和感はやはり消すことはできない。たしかに歌いこなしは向上しているし、曲作りも現Voを意識したものになっているが、こればかりは仕方がない。このVoに目をつぶって良いアルバムと評することは簡単だが、ディッキンソンとの比較で劣ることは、誰が聴いても明らかだろう。はっきり言ってインストパートの方が、数倍カッコ良い。3、6、7などとても良い曲なのだが・・
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●ULTRA HIGH/LAZY
1.ULTRA HIGH 2.EVERYBODY WANTS LOVE 3.ULTRA HIGH(ORIGINAL KARAOKE) 4.EVERYBODY WANTS LOVE(ORIGINAL KARAOKE)
LAZYの復活第一弾は、"ウルトラマンダイナ"のエンディングテーマをメインとするシングル。ポップでありながらも、かなりヘヴィな音を聴かせている。期待されている"宇宙船地球号"あたりと比較すると、モダンな作りになっている。曲の出来は、いわゆる普通の出来といった感じ。この2曲で判断するのは難しいが、LOUDNESSともSLYとも違うポップな味付けはLAZYならではと思うし、継続的な活動があるならば期待したいところだ。メンバーは実力派だし、あとは曲の出来次第だろう。このシングルに関しては、可もなし不可もなしといった感じである。
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●VAN HALEN 3/VAN HALEN
1.NEW WORLD 2.WITHOUT YOU 3.ONE I WANT 4.FROM AFAR 5.DIRTY WATER DOG 6.ONCE 7.FIRE IN THE HOLE 8.JOSEPHINA 9.YEAR TO THE DAY 10.PRIMARY 11.BALLOT OR THE BULLET 12.HOW MANY SAY I
VAN HALENの新作は、Voが元EXTREMEのGARY CHERONEに変わって注目の作品。ただVoに関しては、かなりSAMMY HAGARに似た声質をしており、全く違和感はない。前作よりも楽曲が複雑になり、よりエディのGが前に出ている気がするが、その普遍的なポップな味付けは健在で、とても良いアルバムに仕上がっている。アコースティックなサウンドやバラードもGOOD!だ。前作のような派手な一曲はないので、セールス的には微妙なところだが、聴けば聴くほど味が出てくるその作りは絶品である。アダルトな音作りの中にも、VAN HALEN流のヘヴィ・ロックは健在で、楽曲によって出来に差のあった前作よりも全体の完成度は遥かに高い。以前の明るいアメリカンロックを期待している人にはオススメできないが、最近の路線の中で不満を持っていた人には、自信を持ってオススメしたい。これぞベテランの貫祿、底力、素晴しい作品です。
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●BETTER THAN RAW/HELLOWEEN
1.DELIBERATELY LIMITEDPRELIMINARY PRELUDE PERIOD IN Z 2.PUSH 3.FALLING HIGHER 4.HEY LORD! 5.DON'T SPIT ON MY MIND 6.REVELATION 7.TIME 8.I CAN 9.A HANDFUL OF PAIN 10.LAVDATE DOMINVM 11.BACK ON THE GROUND 12.MIDNIGHT SUN
HELLOWEENの新作は、クラシカルなイントロの後、いきなりANDYが叫びまくるJUDAS調のスピードナンバーで幕があき、ビックリさせられる。かなりのインパクトである。また、6などでは最近のモダンヘヴィネスへの接近も感じられるが、HELLOWEEN節が満喫できる曲も多く、全体的に見ればファンの支持を得られる出来になっていると思う。中でもこれぞHELLOWEENの3、サビがカッコ良い8、緩急の展開とメロディが美しい12はオススメ。4はPINK CREAM 69時代の曲みたい、10は必ずアルバム1曲に入っているキャッチーな曲。過去の作品との比較では微妙な線だが、ファンなら買って損はない出来にはある。
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●DOOMSDAY RECITATION/V.A.
1.EAZYGOIN' 2.DARK CELLAR 3.WHERE EVIL DWELLS(RICHARD RAMIREZ) 4.ENCHANT 5.ZEN 6.OVERTURN INSIDE 7.SPAHN RANCH(CHARLES MANSON) 8.THE RIVER 9.SPLENDID,SELFISH WOMAN 10.SHEDDING TEARS
ETERNAL ELYSIUM - 1.5.9
CHURCH OF MISERY - 3.7
MILLARCA - 2.6.10
BERENICE - 4.8
日本のドゥーム系4バンドによるオムニバスアルバム。歌詞は全曲英語詞。中でも楽曲、ライブパフォーマンス両面で頭一つ抜けているのが、ETERNAL ELYSIUM。和音階の導入が個性を際立たせているのは確かだが、70年代を彷彿させる楽曲はかなりの完成度を誇っており、CATHEDRALあたりと肩を並べるカッコ良さである。KING DIAMOND、CANDLEMASSタイプのMILLARCA、重くうねる低音域が魅力的なCHURCH OF MISERYなど、ライブでの完成度こそ劣るものの、他のバンドもこのCDで聴ける楽曲は、どれもかなりのレベルにあり、今後の活躍に期待を高めるには充分である。BERENICEは少しVoが弱い気がする。日本のバンドだからと聴かないと後悔する、将来性を感じさせる、そんなアルバムである。
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●TWILIGHT IN OLYMPUS/SYMPHONY X
1.SMOKE AND MIRRORS 2.CHURCH OF THE MACHINE 3.SONATA 4.IN THE DRAGON'S DEN 5.THROUGH THE LOOKING GLASS(PART 1,2,3) 6.THE RELIC 7.ORION - THE HUNTER 8.LADY OF THE SNOW
クラシカルでプログレッシヴなSYMPHONY Xの4thアルバム。オープニングを飾る1から期待に違わぬプレイを聴くことができる。アメリカのバンドだし、タイプ的にはDREAM THEATERに近いが、楽曲の中心にすわるM.ROMEOのクラシカルなGプレイが特徴である。以前の作品では、楽曲の完成度に荒さが感じられたが、それもアルバム毎に改善され、なかなかの良作に仕上がっている。3のベートーヴェンのメロディを取り入れたインストも、アルバム全体に良いアクセントになっている。8で聴かれる和音は、個人的には余計だと思うが。前述の1や構築美が光る2、4、6などが気に入っている。期待通りの良作です。
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